馬券の種類

競馬をこれからはじめたいけど,馬券の種類がたくさんあってどれを買ったらいいかわからない…

単勝? 馬連? 3連複?

そんな競馬初心者の方々のために,各馬券の的中条件をまとめました!

実際に馬券を買う際のマークカードの記入例も載せておいたので,参考にしてください。

目次

単勝

どの馬が1着になるかを当てるという,もっともシンプルな馬券。

2,3着は問わないので,レース中は単勝を買った馬だけを目で追って応援すればいいので観戦もしやすい。

マークカード記入例:東京競馬場第11レースで1番の単勝を1,000円購入したい場合

個人的にはあまり買わない馬券だが,競馬ファンの中には馬券は単勝しか買わない!という人も多いですね〜

単勝に関する詳しい解説を読みたい方は以下の記事を参照してください。

複勝

出走頭数が8頭以上なら3着まで,8頭未満なら2着までに入る馬を1頭当てるのが複勝。

的中条件が最も緩く,さらに当たりが複数通りあるので,もっとも当てやすい馬券と言えるでしょう。

その反面,払戻金が低い場合が多いですが,上位人気馬が複勝圏外になれば高配当も期待できます。

マークカード記入例:新潟競馬場第6レースで6番の複勝を3,000円購入したい場合

複勝に関する詳しい解説を読みたい方は以下の記事を参照してください。

馬連

正式名称は「普通馬番号二連勝複式」。これを略して馬連だが,地方競馬では馬複と略される。統一しろ

上位2頭の馬の組み合わせを当てる。選んだ2頭で1着2着を独占していればよく,着順は問わない。

マークカード記入例:中京競馬場第8レースで3番と14番の馬連を500円購入したい場合

繰り返しになりますが,馬連は1着2着は順不同なので,1頭目の欄に14番,2頭目の欄に3番をマークしてもOK。

ちなみにそのようにマークしても馬券には3-14と印刷されます。

馬連に関する詳しい解説を読みたい方は以下の記事を参照してください。

馬単

正式名称は「馬番号二連勝単式」。略して馬単。組み合わせを問う複式に対して,単式は着順を問う。

つまり馬単とは,1着と2着の馬を着順どおりに当てる馬券

マークカード記入例:阪神競馬場第4レースで1着10番,2着3番の馬単を500円購入したい場合

ちなみに金額をマークする欄の左に「ウラ」と書かれた箇所がありますが,

そこを塗りつぶすと馬単10→3に加えて馬単3→10も同時に購入できます。

その場合は2パターンを買うことになるので購入金額はマークした金額の2倍になる点には注意しましょう。

この馬単,1969年に一度発売を取りやめた後,2002年に復活するという面白い歴史をもつ馬券です。

馬単に関する詳しい解説を読みたい方は以下の記事を参照してください。

ワイド

3着までに入る2頭の組み合わせを当てる。

1,2着を当てる,1,3着を当てる,2,3着を当てるという3パターンの当たりが存在するのがポイント。

マークカード記入例:小倉競馬場第2レースで5番と7番のワイドを1,000円と
          5番と10番のワイドを300円購入したい場合

ワイドに限らず他の券種でも同じですが,同じ式別で複数通り買いたい場合はこの例のように,

2段目以降に買いたい番号と金額をマークすればOK。1枚の馬券にまとめて印刷されて発行されます。

馬連に関する詳しい解説を読みたい方は以下の記事を参照してください。

3連複

上位3頭の馬の組み合わせを当てる。選んだ3頭で1着から3着までを独占していればよく,着順は問わない。

要するに馬連の3着までバージョン。人気薄が紛れれば高配当。荒れそうなレースでこそ買いたい馬券です!

マークカード記入例:札幌競馬場第12レースで1番と4番と12番の3連複を800円購入したい場合

もちろん「1頭目:12番,2頭目:1番,3頭目:4番」と塗っても問題なし。馬連と同じく順不同なので。

そうそう,金額の欄は一の位が1〜5までしかないですが,800円買いたい場合はこの例のように

3と5をマークすれば買うことができますよ〜

3連単

1着,2着,3着になる馬をその着順どおりに当てるという,もっとも的中難易度の高い馬券。

しかしその難易度に見合った,当たれば一撃の爆発力が魅力。高配当のロマンを追い求める人はぜひ。

マークカード記入例:中山競馬場第8レースで1着10番,2着5番,3着4番の3連単を
          1,500円購入したい場合

ここでも金額の記入について一言。1,500円分買いたい場合に,1段目に1,000円と記入して,

2段目に同じ買い目で500円と記入して,合わせて1,500円分買う人がいますが,

発券機は10百円=千円と認識してくれるので,例のように15百円とマークすれば一段で買えます。

23,500円とか買いたい場合はあきらめて2段に分けて買ってください笑

ちなみにこの3連単,発売開始は2004年で,(後述するWIN5を除けば)もっとも新しい券種です。

枠連

競馬には1頭ごとに割り振られた馬番号の他に,枠番号なるものが存在します。

枠番は内側のゲートから1〜3頭ごとに1枠,2枠,…,8枠と割り振ります。
(ちなみに,頭数が8頭以下だと馬番=枠番になるのでそのときは枠連は発売されない)

馬番号ではなく,枠番号で1,2着の組み合わせを当てるのが枠連(地方競馬では枠複と呼ぶ)。

導入は1963年と,かなり昔から発売されている馬券。

枠番は8枠までなので組み合わせは最大でも64通りしかなく,

コンピューターがまだ普及していなかった時代でもオッズの計算がしやすかったのでしょう。

馬連が登場した時点で役目は終えた…と思いきや現在まで継続して発売されています。

この枠連には他の券種にはない特別な性質があります。

それは,「予想は外れても馬券は当たる可能性がある」ということ。

1番が来ると思って1枠から枠連買ったけど,肝心の1番は来ず,同枠の2番が来て当たった!みたいな笑

狙いたい馬が同枠に入っているときは枠連も買う馬券の候補にいれておきましょう。

マークカード記入例:福島競馬場第6レースで3枠と7枠の枠連を2,000円と
          7枠どうしの枠連を600円購入したい場合

同じ枠に複数頭入ることもあるので,馬番と違ってゾロ目という選択肢があるというのが新鮮。

ただし,枠連でゾロ目を買うときはオッズに注意。

なぜなら,1番と2番が1枠のとき,馬連1-2と枠連1-1はまったく同じ的中条件になるからです!

そして,的中条件は同じでも一般にオッズは異なります。

締切直前までオッズを見比べて,よりお得な方を買うようにしましょう!

その他の馬券

応援馬券

マークシートで馬券を買う際,1頭を選んで,「単+複」のところにマークすると買える馬券。

馬券に馬名と「がんばれ!」の文字が印刷されるので,推しの馬を応援したいときにオススメ。

マークカード記入例:京都競馬場第4レースで9番の応援馬券を計5,000円購入したい場合

応援馬券の内容は選んだ馬の単勝と複勝のセットなので,1着ならば単勝と複勝のダブル的中,

2,3着なら複勝のみ的中といった具合です。

単勝と複勝をそれぞれ買うことになるので,購入金額はマークした金額の2倍となる点に注意。

WIN5

JRAが指定する5つのレースすべてで1着になる馬を当てるという,シンプルだが難解な馬券。

馬券といっても紙馬券では買えず,ネット投票かUMACAでのみ購入可能。

払戻金額は100円につき最高6億円(過去最高は5億5444万6060円)となっており,

的中者がいない場合キャリーオーバーとなるのが特徴。
(通常の馬券では的中者がいない場合は特払いといって,100円につき70〜80円が払い戻される)

基本的に日曜日のみ販売。宝くじ感覚で買ってみるのもおもしろいかもしれない。

枠単

馬連に対する馬単,3連複に対する3連単のように,枠連の着順込みバージョンが枠単

…なのですが,これは現在JRAでは発売しておらず,地方競馬でのみ買える馬券となっています。

まとめ

「馬券ってこんなに種類あるのかよ!?」と,競馬初心者の方は驚いたかもしれませんね〜

個人的な意見ですが,「どんなレースでも特定の馬券しか買わない!」よりも,

自分の予想に応じて,それに適した馬券を使い分けられるようになると競馬がより面白くなると思います。

馬券を「当てる面白さ」ももちろんいいんだけど,「組み立てる面白さ」も知ってほしい。

そのためには「初心者だし,最初は単勝か複勝かな〜」なんて言わずに,

最初からいろいろな馬券を買うことをオススメします!

競馬サイトを運営してる私がこんなこと言うのもアレですけど,

ネットやYouTubeで馬券の知識を仕入れるよりも,実際に馬券買って当たった外れたを繰り返した方が

馬券ごとの特徴や使いどころも分かるし,馬券の組み立て力は上がります。

最初は多少お金が減るかもしれませんが勉強代だと割り切って,馬券全種類一通り試してみてください!

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