いまさら人に聞けない「期待値」の話

【注意!】この記事では期待値に関する初歩的な内容を解説しているだけなので,
すでに期待値について正しく理解している人は読んでも得るものはないと思います。

目次

「期待値」ってよく聞くけど…

日本全国の馬券師のみなさんこんにちは。

突然ですが,みなさんは「期待値」の意味を他人に説明することができますか?

現在,ネットで「競馬」と検索すればたちまちたくさんの記事や動画がヒットします。

著名な方のものから,どこの馬の骨かもわからない “自称・競馬予想のプロ” のものまで。笑

それらの記事・動画を見ていると,期待値という言葉が正しく使われていることもあれば,

「あれ?こいつ意味わかってないんじゃね?」と思うこともしばしば。

期待値という概念はギャンブルをするにあたって超重要だと思うのですが,

意味をわかっていなかったり,勘違いしている人も世の中にはまだ大勢いるということ。

期待値に関する正しい知識を身につければ,それだけで無知な人を出し抜けます!

「実はよくわかってなかったんだけど,いまさら誰にも聞けなくってさぁ」という人は,

ぜひこの記事を最後まで読んで,期待値への理解を深めてください。

読むのは面倒!動画のほうがいい!という人はこちらの動画↓をどうぞ。
(この記事でこのあと説明する内容とほとんど同じ内容になっています。)

「期待値」とは数学の用語

まずはじめに伝えたいのは,「期待値」というのはギャンブル用語ではないということ。
これはれっきとした数学の用語です! ※ 参考:期待値(Wikipedia)

なので,まずはちゃんと期待値の計算ができるようになりましょう。

【例題】
サイコロを1回振って,出た目×1000円がもらえるゲームがある。
このゲーム1回の参加費が3000円なら,あなたは参加するか。

競馬に限らず,ギャンブルというのはリスクとリターンの兼ね合いです。
リターンに見合わないリスクなど背負う必要はありません。
この「リターンに見合う・見合わない」を判断するのに必要なのが期待値なのです!

期待値の計算方法ですが,「得られる金額×その確率」を全パターン計算して,最後にそれらを全部足します。

上のサイコロの例だと,

1が出る(=1000円受け取る)パターン→\(1000 \times \frac{1}{6} =\frac{1000}{6}\)

2が出る(=2000円受け取る)パターン→\(2000 \times \frac{1}{6} =\frac{2000}{6}\)

3が出る(=3000円受け取る)パターン→\(3000 \times \frac{1}{6} =\frac{3000}{6}\)

4が出る(=4000円受け取る)パターン→\(4000 \times \frac{1}{6} =\frac{4000}{6}\)

5が出る(=5000円受け取る)パターン→\(5000 \times \frac{1}{6} =\frac{5000}{6}\)

6が出る(=6000円受け取る)パターン→\(6000 \times \frac{1}{6} =\frac{6000}{6}\)

が考えうる全パターンとなります。あとはこれらを足せばOK。

\(\frac{1000}{6}+\frac{2000}{6}+\frac{3000}{6}+\frac{4000}{6}+\frac{5000}{6}+\frac{6000}{6} =\frac{21000}{6} = 3500\)

これが例題のサイコロゲームの期待値です!
つまりこのゲームは3500円の払い戻しが期待できるということ。
参加費3000円で参加できるなら,期待値的にはやる一択です!

期待値の落とし穴① 〜やり続けないと意味がない〜

例えばサイコロの6の目が出る確率は\(\frac{1}{6}\)ですが,
これは「6回振ったらそのうち1回は6が出る」という意味ではないですよね?

正しくは「サイコロを振り続けたら,約6回に1回は6が出る」という意味での\(\frac{1}{6}\)。
この解釈は期待値にもそのまま当てはまります。

上で挙げたサイコロゲームの期待値3500円の意味は,

「このゲームをやり続けたら,“平均して” 3500円の払い戻しが期待できる」が正しいです。

つまり何が言いたいかというと,「期待値が高い=即儲かる」ということではなくて,
それを長期間やり続けたらプラスに落ち着く,ということなんですよね〜

なので,期待値が高いものを買う!と決めたのなら,負けが続いてもめげずに買い続けることが大事!

ところが実際のギャンブルで負けが込んでくると「とりあえず1回当てたい」という思考になって,
急に期待値の低い人気馬を買い始める人が大勢いるんですよね…

それだと期待値の意味がないぞと。

期待値の落とし穴② 〜期待値が高い≠当たればデカい〜

これだけは言いたい。

「期待値が高い」ことと,「当たればデカい」ことは別だからね!と。

極端な例ですが,単勝100倍以上の馬を買い続けたらまちがいなくお金は減ります。

さっきの期待値の考え方を適用すれば,単勝万馬券の馬だけを買い続けた場合,
100頭に1頭の割合で勝ってくれないとプラスになりませんが,実際に単勝万馬券が出る確率は
それよりだいぶ低いです。

つまり,単勝万馬券の大穴馬は「当たればデカいけど,期待値は低い」ということになります。

オッズだけ見るのではなく,ちゃんと確率も考慮して馬券を買いましょう!

まとめ

期待値という言葉が独り歩きしている状況が最近多く見受けられるのでこんな記事を書きました。

何か思いつき次第,随時加筆・修正していこうと思います。

確率についての記事も書いているので,そちらも合わせて読んでみてください!

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